フォトプロ2023
~ Sociological Photo Project 2023 ~
クスッと笑えたり、写真を大胆に加工したり、オリジナリティあふれる作品がラインナップ。
写真家の方や職員の方を招いた発表会や他ゼミとの交流も実現しました。
『シンボリック/シンドローム』
いつの間にか私たちの金沢八景における経験が、横浜市立大学、駅前周辺、イオンだけで繰り返されている。金沢八景を魅力的に書き換えるために、あえて「イオン」を通して金沢八景を見つめる。
『海の砕八景』
金沢八景には海があるが、普段の生活でわざわざ見に行こうという気持ちにはならない。異質な海・街だ。そこで、海から私達を遠ざける要因について考えるとともに、それを加工技術を使って消し、自然と海へと向かってしまうような八景という“たられば”をプロジェクトする。
『色八景』
画一化された郊外都市において、私たちが感じ取れる街の要素は全て記号的に消費されたものだ。この限られたイメージで、街を同じ、画一的な色の限りでしか見られない。街に落ちる「色」の偶発的な発見と気づきによって、金沢八景の見方を魅力的な見方へとかえる。
『at 八景』
動画の倍速視聴やマルチタスクは私たちの行為の時間の短縮だ。この作品を通して、私たちが抱く時間感覚や時間に対する価値を自覚的にする。また同じ街の中にいながら、異なる時間感覚で過ごす人々の存在から、街が様々な時間感覚の在り方を可能にしているのではないか。
『HAKKEI UNKNOWN』
私たちが「既知」ゆえに「つまらない」と感じている金沢八景に「未知」を呼び込むことで、金沢八景概念に異化を起こす。これにより、金沢八景に更なる未知を予感させ、金沢八景以外の場所での経験の仕方にまで異化を起こす。
『錆景』
「嫌厭される錆をあえて魅力的に見る」という異化によって、「単調に見える金沢八景に魅力を見出す」という異化を引き起こしたい。変容する街「金沢八景」 と変容を生む「錆」の共通点を見出し、金沢八景という街に対して憧憬を抱くきっかけを創りたい。
『at 八景』
本当は記号化できないはずの生、社会、人生をフリー画像で表せる現代。私たちの人生が記号的になってはいないだろうか。凡庸で、一般的な、ジェネリックなライフになってはいないだろうか。
『色八景』
私たちが生きるすべての土地には、歴史があり、歴史の地層が積み重なっている。いつも通る道や、住む町にも歴史があることを知れば、都市がもっと魅力的に見えるのではないだろうか。
『HAKKEI UNKNOWN』
都市にとって人は何なのだろうか。人がいることで都市は成り立つのか、人がいなくとも都市は成り立つのか。人主体で都市を見るのではなく、都市からの視点で人を見てみる。
『錆景』
都市にとって人は何なのだろうか。人がいることで都市は成り立つのか、人がいなくとも都市は成り立つのか。人主体で都市を見るのではなく、都市からの視点で人を見てみる。