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​Learning

2年生ゼミ

 2年生は、ひたすらインプットと学術的な作法の“身体”作りをおこなう時期です。 社会学の基礎知識や基本的な考え方を短期間で一度概観した後は、「現代社会論」と「メディア社会論」を学修しながら、これらのさらなる応用と掘り下げを目的として「写真の社会学」を取り上げます。学んだ知識や思考力を総動員しながら、社会学的思考の表現=アウトプットの実践として、実際に社会学的な「現代社会論的写真作品」の制作と考察のプロジェクト(“フォトプロ”)へと繋げていきます。 これらを通じて、本の読み方からレジュメ・発表の方法や工夫、ディスカッションの実践まで、一気にみっちりと叩き込みます。ここを乗り越えると、学術的な作法の“身体”が出来上がってレベルとスピードが格段にアップします。 “フォトプロ”の成果をゼミ外の人たちに向け発信してリアクションを得ることは、特別な緊張感とかけがえのない充実感を享受するようです。

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3年生ゼミ

​ 3年生の前期は、前半に「現代社会論」や「メディア社会論」の中級程度の文献を講読し、後半では卒論へとつながっていく個人研究テーマの練り上げをおこなっていきます。「個人研究テーマの模索は、自身の社会学的なアイデンティティの探求である」と捉えて、当人の持続的な問題関心の所在や強度、それの学術的な調査研究への“翻訳”可能性を探るために、粘り強く時間をかけてテーマ設定をおこないます。3年生の後期は、そこで磨き上げた問いを各自の調査研究へと落とし込んで発表と討論を繰り返していきます。

 3年生は、2年生のゼミにもメンター的役割も意識しながら参加し、“教えることで学び”つつ、実際的に2年時学習事項の復習や再読解の場としても活用されているようです。上記プロジェクト(“フォトプロ”)は、学年横断的なので、関心ある3年生はメンバーとして積極的に参加しています。

4年生ゼミ

 4年生は、個人研究を進めて卒業論文へと昇華させる期間です。卒業論文は、自身の社会学的なアイデンティティの探求であり、これまでの長い学生生活の集大成と位置づけています。三人称の領域である「現代社会」をより広い視野と奥行きでもって捉え、これと自分自身との関係についてじっくり真摯に向き合いながら、2年間かけて社会学の学術的な論文を作成していきます。同級生の研究は自分の研究テーマのように取り組むというゼミの方針のため、卒論執筆は時に支え合いのチームプレー的性格も持っています。こういった卒論制作の歴史的な積み重ねがあるので、最後の卒論発表会では例年、在学生はもちろん卒業生もたくさん参加して、活発な質疑応答が展開し、上下関係の交流を深めています。

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